クアトロでブルーハーブとモーサムを見てきた
まずブルーハーブ
何を隠そう世紀末西暦2000年、僕が一番衝撃を受けた音楽がブルーハーブの12インチ「未来世紀日本」だった。クラッシュ直系のアブストラクトなトラックに乗るボスのMCの強度に打ちのめされた。
しかしめぐり合わせが悪く今日までライブは未見。待望の初体験だ。
正直去年出たアルバムはあまりにも禁欲的にすぎてあまり聞いてなかった。だがやはりライブは違った。
ライブは正味一時間に満たない短いセット。しかしこれほどまでに密度の濃いライブにはそうそう出会えないだろう。
文字通り言葉に心を込めまくったボスの真摯さ、日本のラッパーには珍しい聞きとりやすいカツゼツの良さもあり一つ一つの言葉がこちらに突き刺さってくる。
まさに真剣勝負、聞き流しのできないそのパフォーマンスはしかし息苦しさとは無縁。これは意外だった。
彼の主張、アティテュードを盲信するつもりはないがやはり自らの視点がブレていない人の言葉は強い。
ライブ終了間近、緊張感が切れたことを自ら告白し、「みんなありがとう。また会おう、ありがとう」とおじぎをして消えた去り際にもしびれた。
さて、モーサム。
去年の終わりに出た新作「トリガーハッピー」を聞いてこのバンドに興味を持ったのだが、みなの言うとおり、このアルバムは彼らにとって完全に新境地だったようだ。
はっきり言って中盤に固めて演奏した新作からの曲はライブから明らかに浮きまくっていた。
彼らの基本はグランジ+ハードコア。ノイジーなスピードチューンが主体だ。
もう完全に僕の好きな音。外見の弱っちさからは信じられないほど激しい音に好感を持った。
ちょっとロカビリー入ったリーゼントのベースもいい味だ。
この手の楽曲だけのライブでも満点をあげたいくらいだった。
ただ問題は新曲群だ
繰り返すが僕は彼らの新作しか聞いていない。そしてものすごく気に入っている。去年の邦楽ベストアルバムだと思っている。
にもかかわらずライブでの新曲群はダメだった
ダメというより、まだライブでやるには早すぎるといったところか
単純にシーケンスにあわせた演奏がこなれていないといった技術的な側面も否めないが、特に一曲あるあからさまなダブチューンがきつかった。彼らは恐らく良い聞き手なのだろう。ものすごくセンスのいいヘビーダブチューンでアルバムではいいワンポイントになっている。
しかしライブだと全然自分たちのものになってないように聞こえた。
下手なわけではない。バンドのものになっていないだけなのだ。
例えば後期ナンバーガールはダブのエフェクトを効果的に自分たちの楽曲に取り入れていた。しかしモーサムはまんまやっただけなのだ。好きだからやってみました、では聞いている人はつらい。まあ僕みたいなひねくれオヤジはおもしろがって見ることが出来るが、忠誠度のかなり高そうなファンは戸惑いが激しいようだ。
しかしやはりこれはバンドにとって過渡期なんだろう。逆に言えばいちばんおもしろい時期なんだろうな。
ブルーハーブの完璧に完成したパフォーマンスの直後だったため粗が目立ったというところもあるだろう。
長々書いたがでも楽しめたのは事実だ。えらそうだがな。
フリクションやってくれなかったのが残念
余談:
ブルーハーブを見に来た彼氏につれてこられたらしい場違いな女の子が、みるみるモッシュピットとなるフロアーを唖然として見つめ笑い転げていたのが印象的だった。彼氏も彼女にあわせて笑っていたのだが、ライブが進むにつれ血が騒いだのかモッシュピットに飛び込んでいったのがほほえましかった。
ブルーハーブ終了後かなりの客が帰った
ボスはMCでこう言ってた。「また帰ってくるまで、いろんないい音楽を聴いて楽しんでてくれ」。こいつらはその言葉を聴いてなかったのかなあ、と思った
とはいえあまりに毛色の違うこの2組。恐らくモーサムが企画したのだとは思うが、両方楽しめた人たちはどれくらいいたのだろうか。思ったよりは多いとは思ったが
未推敲書きっぱなし。後で書き直すかも
投稿者 tag : 2004年01月28日 01:47
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ボスがあまりにも素晴らしすぎて、アタマがぼんやりしたままモーサム。
モーサムが全く自分に入ってこなかったので、イロイロないい音楽聴いてるから本日は許されるだろう(笑)と中退しちゃった。
で、オハナシしました「ユージンケリーインストア@渋谷HMV」30日(金曜日)20時~。
絶対必見!新宿(アタマがSon Of A Gun!!「Molly's Lips」「Jesus Wants Me For A Sunbeam」
「Dying For It」等やり!!!!)で日曜日に見て、次の日の吉祥寺(吉祥寺の店長が大好きで大好きで
ホントは予定に入ってなかったのに頑張ったらしい、最後挨拶するとき店長泣いちゃって、、最高でした)
もおっかけ!私も30日も行きたくてしょーがないのだけれど、仕事でどー考えても無理(泣)なのです。
音楽好きでホントによかったと思えた2日間でしたヨ。新曲もふつーによかったよ。
時間の都合がつくなら是非是非是非。
投稿者 はるこ : 2004年01月28日 11:43
うお!がんばって行ってみるヨ
投稿者 tag : 2004年01月28日 12:32
お疲れ様です。昨日はヤバい(凄かった)イベントでしたね。ブルーハーブも凄かったし、モーサムも凄かった。ブルーハーブはあれだけヘヴィーで重い音(リリック)が流れているのに、出口があるというか、先に光があるという感じがあって、ライウ゛が既に「作品」として完成されているという気すらがしました。感動しました。
モーサムは、確かに「トリガーハッピー」の曲は試行錯誤している感じがしたし、ダウ゛の曲はベースはリズムに乗って無く、ただフレーズをなぞっているといった風に見えました。ただ、僕はその試行錯誤っぷりも含めて楽しめました。その後にやった新曲も原点に立ち返った(ひと回りしてバンドのうねりがデカくなった)ような印象で、次作が楽しみになりました。(遂にベースまで歌い出したし)まー何はともあれこういう「異種格闘技戦」のようなイベントはもっとやってもらいたいです。ライウ゛評書けるかな?
では。
投稿者 植木孝之 : 2004年01月28日 18:19