
はじめに言っておくと僕はこの映画のタイトルが「LIKE A ROLLING STONE」のサビの一節であることすら知らないほどディランに関しての知識はなかった。さすがに「風に吹かれて」や「見張り塔からずっと」などの代表曲は聞いたことはあったけど、「かつてはプロテストソングのカリスマだった変な声のオヤジ」といった認識しかなかった。
にも関わらずこの3時間半の映画に大きく心動かされた。パンフレットでピーター・バラカンが書いていたが「ディランを知らない人にこそ見て欲しい」、そういった映画だと思う。
ディラン本人のインタビュー(彼がこれほど素直に自分自身を語るのは極めて異例だそうだ)と当時のライブ映像を柱に関係者のインタビューを織り交ぜ、時間軸を微妙に前後しながら66年のバイク事故までのディラン、そしてアメリカ社会を追体験していくスコセッシの編集は秀逸。
それよりなによりまず単純にヤングディランが死ぬほどかっこいい
かわいい顔で皮肉を飛ばしまくりステージではあの独特の声で詩を吐く
そりゃ当時の若者はかぶれるわなあ…
印象的だったのはアコースティックギターとブルースハープでプロテストソングを歌っていたディランが、バックバンドを入れエレキギターに持ち替えたことで観客から死ぬほどブーイングを受けるシーン(「ユダ!という罵声まで」)が執拗にくり返される。本人も相当腹に据えかねていたらしいがその感覚は理解しがたいな。
ニール・ヤング、RCサクセション、遠藤賢司など僕の好きなアーティストにもこのパターンは多いなあ
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投稿者 tag : 2006年01月08日 11:52
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