2007年05月28日

東浩紀×笠井潔×海猫沢めろんの鼎談 このエントリーを含むはてなブックマーク

池袋のリブロで行われた東浩紀×笠井潔×海猫沢めろんの鼎談「新本格からセカイ系へ、そしてゲーム的実存へ!?」を見に行った
東浩紀はじめて見たんだけどよくしゃべるねえ。オレ今までわりと意識的に彼のことは避けていたんだけど、最近著書を数冊読んで今回しゃべるところを見て、かなり好印象を持った
彼の論に盲目的に賛同するわけではないけど、現在のアニメ・ラノベの状況を従来の批評畑の人とそれを知らない若い世代両者にわかりやすく提示できるスキルはすごいものがある。

以下はランダムメモ

・海猫沢(ひぎぃの人)はわりとイケメン
・商品としての小説というコンテンツは明らかにケータイ小説と芸人が書いた小説へ
・1996~2000と2001~2006で大きなパラダイムシフトがあった
・セカイ系からサバイブと決断をテーマとした作品へ
・換言すればサンデーからジャンプへ
・きっかけはバトルロワイヤル、そしてTypeMoonなど一連の新伝綺、デスノートへ
・ファウスト(J太田)は明らかにそっちの方向へ。ここで東は距離を取るように
・「ひぐらし」と「涼宮ハルヒ」はやはり重要。
・世代論に陥る罠。世代以外に語ることはいくらでもあるじゃないかという主張。

もっとも東にシンパシーを感じた瞬間
「やっぱり根っこにあるのが『うる星』なんですよ」
うん、これだ

あと「ゲーム的リアリズムの誕生」の批判でよく見るのが、取り上げる作品が恣意的すぎる。持論を補完する作品ばかり選んでおり、現状に即していない、というものがあるけど、これに関して東は認めており、「現在ではもう過去のものとなってしまっているということは認識している。いわゆるセカイ系周辺の作品への評価を今の段階できちんとしておきたかった」みたいなことを言ってた

投稿者 tag : 2007年05月28日 14:33



コメント

SFマガジンで始まった宇野氏の連載とあわせるとおもしろいですねえ。
個人的にパラダイムシフトというものの存在には懐疑的だし、当然ながら「きっかけ」ってものも懐疑的(特にバトルロワイヤルはフォーマットとしては古いタイプの作品だと思う)なんだけど、解釈論としてはおもしろいのもこれまた事実。

ま、バトルや清涼院流水、山田悠介あたりと芸人小説(ハシリは飯島愛だと思うけど)、ケータイ小説が同時進行気味なのは出版社のバイアスもかなり入ってるだろうしなあ。

投稿者 akane : 2007年07月10日 17:06

ええ、まさにその宇野氏の連載についての話しから出てきた発言だったと思います

投稿者 tag : 2007年07月11日 00:04






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