民主党のアメリカ 共和党のアメリカ ・アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない


ご存じアメリカの2大政党を徹底比較した本。保守で好戦的で差別的で金持ち優遇の共和党、リベラルで社会保険制度も考えているインテリと労働者の民主党、といった感じが一般的な理解だろうが、奴隷解放宣言をしたリンカーンは共和党だし、原爆落としたりベトナム戦争はじめたのは民主党だ。やはりそんな単純なものではない
この本のすばらしいところは、両党の違いをその成り立ち、政策や支持層の違い、時代ごとの対立軸、といったベーシックなところはもちろん、映画やプロスポーツ、音楽といったポップカルチャーからも豊富に例をあげているところ
たとえばイーストウッド(共和党)とスピルバーグ(民主党)
アルマゲドン(共和党)とインディペンデンスデイ(民主党)
パール・ハーバー(共和党)とプライベート・ライアン(民主党)
デスパレートな妻たち(共和党)とセックス&シティ(民主党)
カート・シリング、ロジャー・クレメンス(共和党)とカルロス・デルガド(民主党)
民主党贔屓の本が多い中、徹底的にニュートラルな視線で両党の本質を解説する本。数あるアメリカ本の中でもかなりの良書だと思う
続けて読んだこちら。先の本を読んだ後だと、きわめて民主党よりの本ということがわかる
とは言え、著者の真骨頂であるポップカルチャーやゴシップニュースをネタにした現地ならではの話題と在住者ならではの視点はやっぱりおもしろい。この本に出てくるニュースやTVショーなんかをYoutubeで見るととても興味深い。あとマケインのエピソードは泣けるなあ
投稿者 tag : 2008年12月19日 22:49